静岡スバル自動車株式会社代表取締役石田進一

私は今、次の三つのことを念頭に仕事に取り組み、同時に社員の皆さんに発信し続けています。

「スバルを愛してくださるお客さまに感謝し、もっともっと大切にしよう」、「カーディーラーはサービス業」、そして「もっと成長しよう」の三つです。

お客さまがいるからこそこの会社が継続できている、そして私たちは仕事ができているんだという、より根源的なことを社員が深く考え始めてくれるようになりました。当たり前のことのようですが、その当たり前のことをついおろそかにして、数字をあげることを優先したり、自分たちの都合で考えてしまったりということが少なからずあったということを、私たちは反省しなければなりません。

二つ目として、私たちは単にクルマというモノを販売して対価をいただいているのではなく、カーライフのサポート役として、愉しさやお客さまの生活の質を高めてくれるパートナーをお届けするんだ、と考えるようにしています。また、修理においても、単に故障を直したり点検を行うのではなく、カーライフのアドバイスを含めて安全と安心をお届けしているんだ、ということを強く意識してメカニックは仕事に取り組んでいます。

そういった意味で、私たちの仕事は販売業というより「サービス業」だと考えるようになりました。

もう一つ、カーディーラーは『人がすべて』です。人が成長することで、極端に言えばそれだけですべての歯車がうまくかみ合っていく仕事です。少し前から、社員がビックリするほど教育の機会が増えました。中には社員の提案で始まった研修もあります。でも、教育機会が増えることよりも、社員が「もっと成長しよう」という気持ちになってくれることの方がずっと大事です。少しずつですが、社員が、他でもない自分自身のために変わろう、成長しようとしている手応えを感じ始めており、頼もしく思っています。

最後に、本文をお読みの皆さんは、人生の岐路に立って、あらためて自分を見つめ直しておられることと思います。会社選びは確かに大変ですが、私は半分“縁”だと思っています。乱暴な言い方になりますが、最後は自分の勘を信じてみてはどうでしょう。

良い会社にめぐり合えることをお祈りいたします。